コラム

トラブルが起きるまで気づかない。

「なぜ屋根への関心が低いのか?」

前回の『見えにくい』に引き続き今回は『トラブルが起きるまで気づかない』を詳しく見ていきます。

〈トラブルが起きるまで気づかない〉

玄関やリビングのインテリアには気を配るのに、普段あまり目にすることのない屋根に関しては
「壊れてから考えればいい」と思っていませんか?
日々の暮らしの中で、屋根の存在を意識することはほとんどありません。

しかし、屋根のトラブルはいつの間にか静かに進行し、気づいたときにはすでに深刻な状態になっていることが少なくありません。

屋根は、どんな時でも太陽からの熱や紫外線、雨、風、雹などから家を守る大切な役割を担っています。その役割を果たすために常に過酷な環境にさらされており、月日の経過とともに劣化していきます。

例えば、突然の強風で屋根の一部にひびが入ったり、欠けたり、経年劣化で防水機能が低下したりしても、すぐに目に見える影響は出ないかもしれません。
ところが、その目に見えない小さな変化が蓄積し、ある日突然、雨漏りや屋根材の剥がれや飛散といった大きなトラブルとして表面化するのです。

さらに、屋根の劣化は建物全体に影響を及ぼします。
雨漏りが発生すると、屋根裏や壁の内部に雨水が浸入し、木材を腐らせ、断熱材の効果が低下するなど建物への被害を招く可能性があります。
その被害によっては、建物全体の耐久性が損なわれ、修理費用も高額になってしまいます。

問題は、こうした変化が見えにくいことにあります。
屋根は高い位置にあり、普段の生活ではほとんど目にすることがありません。
そのため、異常が起きていても気づかず、「何となく大丈夫だろう」と放置してしまいがちです。

そして、いざ気づいたときには修理では間に合わず、葺き替えなど大掛かりな屋根工事や内装も含めた建築工事が必要になってしまうケースもあります。

このような事態を防ぐためには、定期的な点検と早めの対応が不可欠です。
屋根のトラブルは、起きてから対処するのではなく、未然に防ぐことが重要になってきます。
数年に一度、専門業者に点検を依頼するだけでも、将来的なリスクを大幅に減らすことができます。
屋根の存在を「当たり前」と思わず、住宅を守る大切な役割として普段から意識することが、快適で安心な暮らしにつながるのです。

【次回のコラム予告】


次回のコラムは、「メンテナンスの優先度が低い」について詳しくご紹介します。
お楽しみに!

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