ブログ

外壁塗装には絶好のシーズンなのですが。

待ちになった春、本来であれば気候も安定し、外壁塗装を施工するには絶好のシーズンです。
しかし、今年の塗装業界は例年とは異なる重苦しい空気に包まれています。
ホームセンターの棚から特定の製品が消え、塗料販売店では入荷待ちの連絡が相次ぐなど、私たちの身近な場所に「世界の情勢」が影を落としているのです。

この異変の背景にあるのは、緊迫する中東情勢です。
塗料の主原料となる樹脂や添加剤、溶剤の多くは石油由来であり、その多くを輸入に頼っている日本にとって、中東の不安定化は物流の生命線を脅かす事態となります。
主要な航路が回避されることで輸送日数が大幅に増え、運送コストも高騰しました。
その結果、国内の製造ラインが停滞し、必要な時に必要な塗料が届かないという異常事態を招いています。

この状況に最も頭を悩ませているのは、現場の最前線に立つ塗装職人の皆さんです。

「足場は組んだ、洗浄も終わった。なのに肝心の塗料が入ってこない」……そんな悲痛な声が現場から聞こえてきます。
特定の顔料や添加剤が不足しているため、お客様が希望されたこだわりの色が作れなかったり、工期が大幅に遅れてしまったりすることも今後考えられます。
また、材料費の相次ぐ値上げは、お施主様との契約後の施工を圧迫し、職人さんたちの経営努力だけではカバーしきれなくなるという懸念点もあります。

春は本来、住まいを整えるのに最適な季節です。
ただ今年は、そのいつもの「当たり前」に少し変化が起きています。
だからこうした時期だからこそ、目先の工事だけでなく、この先のメンテナンスまで長く見据えて考えることが、これまで以上に大切になってきているのかもしれません。

関連コラム&ブログ

TOP