普遍的なトラディショナルデザイン
ディーズルーフィング
【クラシックタイル】
日々刻々と変化して行く時代の中、シンプルでありながら存在感のある普遍的な美しさ。
クラシックタイルが世界中でロングセラーとなっている理由の一つが、この格式高い伝統的でエレガントなデザインです。
それぞれ個性のある3色のカラーから建物のイメージに合わせてご選択頂けます。
屋根面を縁取る棟やケラバなどの役物は同質役物仕様(石付)のみとなります。
深みのある黒は格調高い雰囲気を演出し、優雅さと強さを同時に表現する魅力的なカラーです。
穏やかで豊かな自然の色は安心感と温もりを感じさせてくれます。
材質 | JIS G 3321同等品 ASTM A792M ジンカリウム鋼板0.39mm 石粒仕上げ |
寸法 | 1332mm×410mm |
働き | 1260mm×368mm |
1枚あたりの重量 | 2.9kg |
1㎡あたりの重量 | 6.2kg |
1㎡あたりの枚数 | 2.15枚 |
施工可能範囲 | 2.5寸勾配以上 |
国土交通省不燃認定番号 | NM2035 |
デザイン性・耐久性に優れた屋根材、ディーズルーフィング。
屋根材の表面をセラミックコーティングされた石粒で覆うことでデザイン性はもとより、8層構造からなるディーズルーフィングは、一般的な金属屋根材よりもさらに高耐久性を追求した屋根材です。
ジンカリウム鋼板とは?
ジンカリウム鋼板(アルミニウム55%・溶解亜鉛43.4%・シリコン1.6%)は合金被膜鋼板として、高耐蝕性・耐熱性・熱反射性と加工のしやすさを併せ持つ鋼板です。
さらに亜鉛鉄板との耐久比較においては3~6倍優れています。
アルミニウム (Al)と亜鉛(Zn)めっきの不動態皮膜と犠牲防食
不動態皮膜とは、金属の表面・空気と接する部分に、瞬時に酸化物の薄い被膜ができる現象で、アルミニウムの表面に発生する不動態皮膜が鋼板の耐食性を高めます。
更に表面の塗膜が傷つき、メッキ層やジンカリウム鋼板がむき出しになっても、亜鉛やアルミニウムが酸化し溶け出すことで、傷ついたジンカリウム鋼板の表面を保護します(犠牲防食)。
ジンカリウム鋼板はこの不動態皮膜と犠牲防食が相乗効果を出すことで、極めて高い耐用年数と耐久性を実現しています。
優れた耐久性のヒミツ
ディーズルーフィングの表層は御影石や玄武岩などの石粒に陶器瓦や茶碗、タイルなどと同じく『釉薬』によって着色を施しております。(セラミックコーティング)その為、色褪せが無く長期にわたって美観を維持する事ができる屋根材です。
釉薬(セラミックコート)は、日本でも古くからある着色方法で、色を生成する色粉とガラスの素を700~1,200°C以上の高温酸化焼成という焼きの工程を施すことで、色粉がガラスに封じ込められ、これによって長期的に色調を維持できます。
超軽量ならではの耐震性
通常、建築構造物の一番上に位置する屋根は、その重量によって建物の耐震性を大きく左右します。
ディーズルーフィングは1㎡あたり6㎏(1坪あたり20㎏)という軽さ。
他メーカー屋根材と比べると、平板スレートの約1/3、瓦に対しては約1/7の軽さです。
各屋根材との重量比較
表面の石粒効果により、鋼板層への熱伝導値が低くなり、さらに屋根下地との空気層にて断熱することで小屋裏へ熱を伝えづらい構造になっています。
※2020年8月10日 千葉県にて実際に屋根材を葺いた箱を並べて測定したデータ Nnoills Works社調べ
屋根材同士を一体化させる「インターロッキング工法やハゼ式工法」を採用しているため、60m/sの暴風にも耐えられるほか、防火性や防水性にも優れています。
雪止め金具無しでも、表面の石粒の強い摩擦抵抗によって、屋根に積もった雪が屋根から大きく滑雪するのを防ぎます。
表面の石粒が、雨音を吸収・拡散することにより、金属屋根の欠点を補い、建物の中の静かさを可能にしました。
【ご採用にあたってのご留意点】
ディーズルーフィングは、製造・出荷・納入時に傷や破損から製品を保護するために石粒を多く載せています。 これにより工事完了後に石粒が雨樋やベランダに多少落ちる場合もございますが、これは製品の規格量以上に載せている石粒が落ちている現象です。屋根材の耐久性を損なうものではないと共に、雨樋などを詰まらせるものではございません。
ディーズルーフィングは万全の保証体制で品質をサポートしています。
⬜︎基材の鋼板部位が燃焼しない事
⬜︎鋼板の表面に明らかな穴あきが認められない事
⬜︎石粒仕上鋼板の褐色、変質、赤錆などの腐食により浸水しない事
⬜︎石粒仕上鋼板の石粒剥離等により生じた浸水や変形
⬜︎異常気象、特殊な環境条件等によらない石粒の著しい変化(褪色等)
【保証対象期間】(自然石粒仕上鋼板部材に限ります。)